作者简介
福井 雄三大阪青山短期大学准教授。1953年7月、鳥取県倉吉市生まれ。東京大学法学部卒業。企業勤務の後、1992年より現職。専攻は国際政治学、日本近現代史。行動する社会科学者を信条に、ソ連崩壊の年に地球一周の旅を敢行し、激動するソ連・東欧の社会情勢を直接現地で取材。その後シナ大陸の全域及び台湾を踏破(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
「この人は何でもわかっている。この人はすべてお見通しだ」。満州国の建国に携わり、
東京裁判でA級戦犯として死刑に処せられた陸軍大臣・板垣征四郎。
本書は彼の生涯と昭和前期の日本に光を当てる、壮大な試みである。
諸民族が入り乱れた満州の地に、アジア人の五族協和・王道楽土を求めた
石原莞爾の思いを汲み、自らは「不言実行」を貫いた板垣の生き様は、
「この日本にしてこの人物あり」と思わせるものだ。時代や社会は個人とともにある。
本書は興隆期にあった日本の力、品格、高潔さを体現する存在として、
板垣と国家を重ね合わせている。さらに、著者は「日本がいかに強大であったか」
という観点から、第二次世界大戦における「日本が勝利するチャンス」(歴史の仮説)をも
提示する。それは当時の日本の国力と地政学に裏付けられたものであり、
イデオロギーや虚仮威しとは無縁であることを記しておく。
日本とともに戦った男の生涯が、開封される時が来た。
福井 雄三
大阪青山短期大学准教授。1953年7月、鳥取県倉吉市生まれ。東京大学法学部卒業。企業勤務の後、1992年より現職。専攻は国際政治学、日本近現代史。行動する社会科学者を信条に、ソ連崩壊の年に地球一周の旅を敢行し、激動するソ連・東欧の社会情勢を直接現地で取材。その後シナ大陸の全域及び台湾を踏破(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)